昨年末「東アジア文化都市2020北九州」パートナーシップ事業として、韓国蔚山市にある「チヤ厶サランの家」のドリー厶ハイ楽団の皆さんを招待してチャンチャン劇団第28回定期公演を、開催する予定にしていました。しかし、世界的に広がる新型コロナウイルス感染拡大により公演を中止せざるを得なくなってしまいました。
チャンチャンパフォーマンスのソウル公演(2009年3月)釜山公演(2011年3月)を経て初めて、劇の公演を釜山で開催するすることなったのは、2016年7月のことです。公演に先立って3月にスタッフ4名で打合せに行き友情出演してくださるという「チヤ厶サランの家」を訪問しました。キム・ビョンス園長はじめ関係者の方々のお話を聞いたり、観光地を訪れたりして韓国の素晴らしい文化に触れることができました。7月の釜山公演では、日本語堪能なキ厶・スヒョンさんが劇の台本を全て韓国語に翻訳して字幕を映し、釜山の「天馬福祉事業所」のスタッフ、ジソンさんの気迫のこもった韓国語のナレーションに涙が出ました。ドリー厶ハイ楽団の皆さんの出演も得て釜山公演は大成功に終わり、その年の第24回定期公演には、キ厶・ビョンス園長と楽団の皆様が来日し友情出演していただきました。
心にひびく演奏と澄んだ歌声は、今も胸に熱く残っています。
釜山公演の下見、本番、そして楽団来日の際も付き添って通訳をしてくださったキム・スヒョンさんを通して、第28回定期公演にパートナーシップ事業として出演の依頼を受けていただきました。どんな舞台になるかワクワクしていましたが、2度の延期を経て中止という残念な報告となってしまいました。しかし、今回29回定期公演にメッセージをいただき、今後さらに交流を続けられることを期待し、願っています。