県外・海外/地域公演
県外・海外公演 地域交流活動
「シャイング・プリンセス あ~兎ウ!」 大分公演
2019年4月27日(土)iichiko総合文化センター
チャンチャン劇団は、これまで地元北九州市の定期公演の他、国内外で活動の場を広げ多くの方たちとの出会いの機会をいただきました。私の故郷、大分県の公演を早く早くと思いながら本日の運びとなりました。
今の私があるのは、人が集うことを喜び、人が繋がりを大切にし、人の喜び、痛みを自分のことのように受け止め、命の尊さを教えてくれた家族のおかげだと思います。特に今は亡き祖父母、両親には感謝の気持ちでいっぱいです。
短い取組みにも関わらず、このように公演を盛り上げていただけたのは、高校時代の同級生、筑後大野市の皆さま、多くの関係者の皆様のおかげだと心より感謝申し上げます。あらためて故郷の素晴らしさと温もりを感じました。これからも故郷の皆さまの声援を背に「個性をみがけば誰もが主役」を信条に劇団の活動を地道に続けていきたいとおもいます。
熊本公演 「雪ん子ちゃ~ん あ・そ・ぼ!」
2018年6月2日(土)熊本文化ホール
2年前に起きた熊本地震は、大きな衝撃だった。「私たちに何か応援できることはないだろうか…。」チャンチャン劇団ができることは、団員の個性輝く愉快な劇を観てもらうこと。
でも、誰を頼りに熊本県を訪れたらいいだろう…。5年程前に、チャンチャン劇団のホームページを見て関心を持ち、出張の合間に練習を見に来たという「サンシャインワークス」副施設長の岡崎誠子氏のことを思い出した。チャンチャンの事を覚えているか、不安な気持ちで連絡を入れてみると、「あれから、うちの施設にもスマイル劇団が誕生しました。」と快く熊本公演の実現に向けて、協力を約束してくださった。熊本市中心部の公演会場の多くが復旧作業中であり、会場探にこ苦労していたところ、植木文化ホールを紹介していただきやっと公演の場所を決めることができた。
10か月あまりの短い取組み期間ではあったが、当日は、スマイル劇団さんの友情出演で盛り上がり会場は温かい雰囲気に包まれた。「来年は、何月にするの?」「楽しかった。毎年、福岡と熊本でしたらいいね。」と嬉しい感想もいただいた。これからもぜひ交流を続けたい。公演後の夜は、山鹿温泉で乾杯!恒例の親やスタッフの出し物で盛り上がり、次の日は、観光と名産の西瓜や馬刺しのお土産をたくさん買って、充実感と共に、楽しいひとときを過ごす事ができた熊本公演ツアーだった。
地井 暘子氏 追悼公演 石川公演
2018年7月7日(土) こまつ芸術劇場うらら大ホール
チャンチャン劇団第二の故郷石川県。昨年の7月22日(土)「太陽クラブ」代表の地井暢子氏のご尽力により、小松市民センター大ホールで、14年ぶり第2回石川公演「下町スキャットさる・る・る・る〜」を大盛況のうちに終えることができた。劇団の成長を見ていただき、楽しい思い出もたくさんもらって充実した公演だった。ところが、5か月後の12月22日の早朝、地元北九州市での第25回定期公演の前日に、地井氏の突然の訃報が飛び込んだ。富山公演で出会って以来14年間、ずっとチャンチャン劇団を応援し、団員、スタッフ、保護者みんなが大好きだった地井氏のことを、どう伝えようかと苦しんだ朝を忘れることはできない。翌日の定期公演「雪ん子ちゃ〜ん あ・そ・ぼ!」は、多くの方々の応援のおかげで無事に終えることができた。
しかし、私たちは、地井氏が亡くなったことを受け入れることができず辛かった。石川公演での出会いで得たヒントを盛り込んで作った「雪ん子ちゃ〜んあ・そ・ぼ!」への思い入れも強く、「どんな劇になるか楽しみや、わくわくするんや。」と待ち望んでくれていた。ぜひ、地井氏の地元小松市の皆さんにも観ていただこう。そして、お別れをしようと意見がまとまり追悼公演の運びとなった。
年が明け、太陽クラブの関係者である山本仁氏に劇団の気持ちを伝えた。公演の前日までゆかりの方々に応援していただき、当日は、大荒れの天気にもかかわらず、たくさんの方々に観劇していただいた。地井氏と劇団の「思い出のアルバム」も上映して、皆さんと一緒に別れを惜しんだ。公演後は、山本氏に「地井先生は、明るく楽しいことが大好きだからいつものチャンチャンらしい打ち上げをしてください。」と言われ、思い出のアルバムを見た後、恒例の親やスタッフの出し物で盛り上がり、泣いて笑って長い一日が終わった。
第2回石川公演の時と違う観光ルートも組んでもらい、心に残る地井暢子氏追悼公演となった。
これからも太陽クラブの皆さんとの交流は、続けていきたい。
「地井さん、どうかこれからも、チャンチャン劇団を見守っていてください。」
「下町スキャット さる・る・る・る~」
石川公演
2017年7月22日(土) 小松市民センター 大ホール
初めての石川公演は、2004年の3月、「稲荷節 おんみょう爺さまとコン吉の卷」だった。2002年の「ホットドッグストーリー ふたりでワン!」の富山公演を観て、感激してくださった「太陽クラブjの代表、入山義雄さんと地井暢子さんが、「ぜひ、石川にも!」と招いてくださって実現した。
当時は、お二人とも支援学校の教員をしながら、グループホームと「太陽クラブ」という知的障がい者の余暇サークルを運営されていた。すごい行動力だった。「とにかく観てほしかった。」という地井さんを中心にした実行委員会の涙ぐましい奮闘で、15 0 0名収容の小松市公会堂を満席にして、公演は大成功に終わった。翌日はまだ雪の残るゲレンデでのソリすべりに、団員は大はしやぎ一。楽しい思い出となっている。以来、ずっとチャンチャン劇団を応援し、年末の定期公演に何度かグループホームのメンバーと共に訪れてくださった。「あなた方はすばらしい。」という劇団への揺るぎない信頼に、我々スタッフは、どんなに支えられ励まされたことか。
「もう一度石川公演を!」という願いが実現し、15年ぶりの公演となった。地井さんと「太陽クラブ」、そして応援してくださった小松市の皆さんのおかげで、今回も大盛況のうちに終わった。小松市と能美市の育成会会員の余暇サークル「ラゼールクラブ」も友情出演で「よさこい」等の踊りを披露し、盛り上げてくださった。<
公演前日に小松空港に降り立った総勢72名の一行を、地井さんと共に、小松市の呉服屋さん「華友禅 菊屋」のご主人が、100個もの大福餅を持って迎えてくださった。その、とても美味しい大福餅をほおばりながら、一行は能登観光に向かった。御陣乗太鼓の迫力に圧倒され、能登の海の幸を堪能した。その後も金沢や山中温泉郷等を周り、石川を満喫した。公演後の打ち上げでは、恒例の親やスタッフの出し物で盛り上がり、充実感と共に、楽しいひとときを過ごす事ができた石川公演ツアーだった。